はじめに
近年、特定技能外国人の受入れ人数は急速に増加しています。介護、建設、農業、外食業、自動車運送業など、多くの業界で人材不足を補う重要な存在となっています。
一方で、最近増えているのが「転職(転籍)」です。
せっかく時間と費用をかけて採用した外国人材が、数か月から1年程度で他社へ転職してしまうケースも珍しくありません。
これからの外国人雇用では、「採用できる企業」だけでなく、「定着してもらえる企業」が選ばれる時代になっています。
今回は、特定技能外国人の転職が増えている背景と、企業が定着率を高めるために取り組むべきポイントについて解説します。
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特定技能外国人の転職が増えている背景

特定技能制度が始まった当初は、外国人本人も企業も制度に慣れていませんでした。
しかし現在では、
- 求人情報が豊富になった
- SNSで他社の情報を簡単に入手できる
- 日本での生活経験が増えた
- 日本語能力が向上した
- 特定技能2号への関心が高まった
などの理由から、外国人材が自ら職場を比較検討できるようになっています。
以前は「働ければどこでも良い」という考え方だった人も、現在では
「もっと給料が高い会社で働きたい」
「休日が多い会社へ行きたい」
「キャリアアップしたい」
と考えるようになっています。
これは決して悪いことではなく、日本人の転職市場と同じような流れが特定技能人材にも起きていると言えます。
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特定技能外国人が転職を考える主な理由
- 給与や待遇への不満
最も多い理由の一つです。
外国人同士のコミュニティでは給与情報が共有されることが多く、
「同じ仕事なのに他社の方が給料が高い」
ということを知る機会があります。
残業代の支払い方法や昇給制度についても不満につながる場合があります。
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- 人間関係の問題
外国人材に限らず、人間関係は離職理由の上位です。
特に、
- 指導方法が厳しすぎる
- 相談相手がいない
- 孤立している
といった状況が続くと転職を考えるようになります。
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- キャリアアップへの不安
若い外国人材ほど、
- 日本語をもっと学びたい
- 資格を取得したい
- 管理職を目指したい
という意欲を持っています。
将来の成長が見えない職場では定着率が下がる傾向があります。
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- 生活環境への不満
住居や生活面のサポートも重要です。
例えば、
- 買い物が不便
- 病院に行けない
- 銀行口座の手続きが分からない
など、仕事以外の部分が大きなストレスになることがあります。
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- より良い条件の求人がある
現在は人材不足のため、多くの企業が特定技能外国人を募集しています。
そのため、
- 給与アップ
- 寮完備
- 休日増加
- 福利厚生充実
などの好条件を提示する企業へ転職するケースも増えています。
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企業に与える影響
特定技能外国人が早期退職すると、企業には大きな影響があります。
・採用コストの損失
募集費用や受入れ費用、教育費用が無駄になります。
・現場の負担増加
人員不足により既存社員の負担が増加します。
・生産性の低下
新たな人材の教育期間中は作業効率が落ちます。
・企業イメージの低下
離職者が多い企業は、外国人コミュニティ内で評判が広がる場合があります。
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定着率を高めるために企業が今すぐ取り組むべき7つのポイント

① 適正な給与・待遇を整える
地域相場や同業他社を参考にしながら、適正な給与体系を整えましょう。
特に残業代や手当は明確に説明することが重要です。
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② 働きやすい職場環境を作る
外国人だから特別扱いするのではなく、誰もが働きやすい職場を目指しましょう。
- 清潔な休憩室
- 分かりやすいマニュアル
- 安全教育の徹底
なども定着率向上につながります。
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③ キャリアアップの道筋を示す
外国人材にも将来像を見せることが重要です。
例えば、
- 資格取得支援
- 日本語学習支援
- リーダー候補育成
などを実施するとモチベーション向上につながります。
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④ 生活サポートを充実させる
仕事だけでなく生活面の支援も重要です。
- 行政手続き
- 病院受診
- 銀行口座開設
- 住宅相談
など、安心して生活できる環境づくりを行いましょう。
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⑤ 定期面談を実施する
問題が大きくなる前に把握することが重要です。
月1回程度でも良いので、
- 困っていること
- 不満
- 将来の希望
を聞く機会を設けましょう。
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⑥ 頑張りを評価する
外国人材も評価されることでやりがいを感じます。
成果だけでなく、
- 勤務態度
- 日本語の成長
- 協調性
なども評価対象にすると効果的です。
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⑦ 日本人社員との交流を増やす
職場内で孤立しない環境づくりが重要です。
- 懇親会
- 社内イベント
- チーム活動
などを通じて信頼関係を築きましょう。
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これからの企業に求められること
今後も特定技能外国人の転職は増加していくと考えられます。
しかし、定着率の高い企業には共通点があります。
それは、
「外国人を労働力としてだけではなく、一緒に成長する仲間として受け入れていること」
です。
給与や待遇だけではなく、働きやすさや将来への期待、生活面での安心感が定着率を左右します。
採用競争が激しくなるこれからの時代だからこそ、「選ばれる企業」になるための取り組みが重要です。
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まとめ
特定技能外国人の転職増加は、制度の成熟とともに今後も続くと予想されます。
企業が安定して人材を確保するためには、採用活動だけではなく定着支援にも力を入れる必要があります。
GSDA-JAPANでは、特定技能外国人の採用支援から定着支援までワンストップでサポートしています。
介護・自動車運送業・農業などで外国人採用をご検討中の企業様は、お気軽にご相談ください。


